☆沈まぬ太陽が、沈んだ瞬間。


沈まぬ太陽が沈む……。」


今日、皆様ご存じとは思いますが、、、書かせてください。

2010年1月19日、
日本航空株式会社(9205.T)は、日本政策投資銀行含む主要金融機関と、
連名で企業再生支援機構に再生支援を要請し、支援決定を得た後に、
日本航空株式会社とその関連会社含む3社は、臨時取締役会の決議をへて、
株取引が終わる16時過ぎに「会社更生法に基づく、会社更生手続開始の
申請」を東京地方裁判所に行い、「同 開始決定」がなされ、
「株式会社企業再生支援機構」と「片山英二弁護士」が破産管財人として
選任されました。


事実上の「破綻」です。


負債総額:2兆3221億円。


これは、日本の事業会社(金融業等を除く)において「最大規模の会社破綻」
であり、初めての「事前調整型」と、呼ばれる「会社の再生」が始まること
を意味します。。



ここ数ヶ月、数週間で、異例とも思えるぐらい、動きのほぼすべてが報道
されていました。


会社が「つぶれるぞ、つぶれるぞ」と、いう話からはじまり、政府の
「タスクフォースによる資産査定・再生スキームの策定」があったと
おもったら、「チーム解散」となり、いよいよつぶれるまでの
「カウントダウン」の音が聞こえてはじめます。


企業年金基金の運用損(赤字)も累積し、給付確定額も他社比で高額な為、
OBにも減額要請をおこなわれ、それも報道されました。
最終的には対象者の2/3の同意をかろうじて得たと言われてます。


そのタイミングで「政府出資の金融機関が支援資金を融資する、それに
政府保証をつける?つけない?」で、いろいろ話があったと思ったら、
「事前調整型での整理手続きへの移行」がほぼ固まったとの報道。


その上、株主責任との話で「100%減資」の話がでると「筆頭株主
あった民間鉄道会社も株式を全て売却し、数十億の特別損失を計上」、
1回で数千万株単位での売買で利ざやを求めるデイトレーダー
ターゲットにもなり、最後には¥5円という株価で「終」がついてました。



フィクションでドキュメンタリの小説の「沈まぬ太陽」のモデルと
なったといわれ、たとえられてましたが、、、
(会社は否定している、作者はフィクションといっている)



「太陽が沈まぬ日はない。*」と、いう言葉の通りになってしまいました。

(*日本のたとえ話ですので、北極・南極圏での白夜等は除きます)



ただ、その言葉の、対義語で


「でも、夜明けがこない日はない。」と、いう言葉もあります。


その「夜明け」を迎えるためには、
「何が大事で、何がエゴイズム(不要な物)なのか」
それを日々考え、努力していこうと、思いました。


JALの皆様含む、日本全体の夜明けがくることを、心よりお祈ります。


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